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塗装工事現場における事故で最も多い原因は?

施主に責任はないとはいえ、あまり良い気がしないのが、塗装工事現場における事故。

職人が負傷・死亡する事故は毎年発生しており、厚生労働省からその統計も発信されています。

職人たちにとっても大切なトピックですので、ここで一度、特に多い事態について考えてみましょう。

 

塗装工事現場における事故で最も多い原因は?

建設業における死亡事故でダントツに多かったのは「墜落・転落事故」で、塗装業以外も含めて全体の37%(令和2年)を占めていました。

そして、墜落事故の場所別発生割合(令和元年)は、18%が「足場から」でトップ、次いで10.5%の「梯子から」と続いています。

足場や梯子の利用が多いとされる塗装工事現場においては特に、注意が必要であることは言うまでもありません。

実は筆者の友人が、かつてアパート暮らしをしていた頃に塗装作業員が転落して救急車を呼んだということもありました。生々しい話としてよく覚えています。

 

保護具は「安全帯を装着したが未使用」が60%

高所作業を行う際に転落防止のために装着する安全帯というものがありますが、近年の工事作業者は作業時にどうしているのでしょうか。

実は、安全帯を装着してはいるものの、事故当初は未使用だったという統計がなんと60%であることが報告されています。

塗装職人として、2階や屋根の塗装作業時に安全帯を使用していないケースも少なくないようで、結果論として事故が起こらなければ問題なしとされている実態もあります。

いえ、ありました。実は2022年1月より、「フルハーネスの着用義務化」が施行されていますので、こうした事故は大幅に減少することが期待されます。

 

指を挟む、刃が当たる。

別の人身事故として意外と発生しているのが、足場を解体するときに、縦枠と鋼製足場板の間に指を挟んで裂傷するなどの人身事故。

こちらも、通常通りに二人一組で作業していれば防げたであろう事故です。

また、塗装の剥離作業で集塵カバーを取り外した状態のグラインダー(研削盤)を使用中に、グラインダーがはねて脚を負傷したという事例も報告されていました。

こうした事故は、作業手順を守らなかったり、ちょっとした気の緩みがあったりなどで生じるものですので、注意が必要ですね。

どんな現場であっても事故は避けたいものです。

「急いでいるから」「手間がめんどくさいから」という気持ちも理解はできますが、少しの油断で大きな事故に繋がる例は少なくありません。

是非とも誰もが安全第一で作業し、事故のない塗装業界にして行きたいですね。

 

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